Jordan
ヨルダン国のアンマンへ行く機会を得た。イラク復興緊急支援プロジェクトの送電系統の担当である。当時のイラク国内の情勢により,イラク国内での現地調査が困難なためにイラク側の関係者にヨルダンに来て貰い,既設設備の現状,等電力設備に関する情報を面談によって収集した。
業務はさることながら,特に感銘を受けたのは,イラクにおける家族生活の状況を知ることができ,自分の幼かった頃の状況と酷似していることを知り,懐かしくもありありまた親近感を覚えた。イラクの関係者曰く,日本は家族に関する文化を捨ててしまった。この言葉には心が痛んだ。
後年,パレスチナのヨルダン川西岸へ行く機会もあり,両国間にまたがる死海 (Dead Sea)へは双方から訪れることができた。